なんだろうなあなんだろうなあ

いい感じにテンションが下がってきました。
なんだろうなあ、なんでこんな時期に部活に励んでいるんだろうなあ。
うわぁなになになんでみんな引退したくないとか言ってるの。
名無しはもう先々月あたりから部活に未練なんかなくてにんげんかんけーとかうんぬんがなかったらさっさと部活やめたい人なのに。
うわぁヘタレだな人間的になんだろう駄目だ。
後輩が
「僕らの夏を熱くする全日本吹奏楽コンクール
というなんだか照れくさい文を、
いいキャッチフレーズじゃありませんか?
とかのたまいながらそこらじゅうに書きなぐってる。
それを横目にみながらこいつがいるなら名無しなんかいらねぇんじゃねぇの?ああはやく引退してぇ!させてくれなんて思う。
むかついたから家につくなり畳に座ってゲームをしている弟の背中を蹴る。
弟が前に倒れた。
「三振になっちまった」
笑いながらのたまう。
しばらくみていないうちに良いヤツぽくなっていた。
これがモテの秘訣というヤツか。
はたまたのど仏の魔法か。
むかついた。
「そういえば近所のauショップが火事になったんだって、どこ?」
「なんで私にきくの」
「だって姉ちゃんauじゃん」
馬鹿だ。
パソコンを開いてさりげにダディのブログを見る。
久しぶりだ。
さくらんぼを食べていたら"チェリーボーイ"という単語を思い出し可笑しくなりました。みんなはこの意味知ってるかな?』
と書いてあった。
なんだこの微妙な下ネタ。
50のおっさんセクハラか。
『コメントお待ちしております。』
最後にフォントでかでかに、真っ赤な色でそう書いて締めていた。
このネタにどんなコメントを求めているのだろうか。
童貞どーてードーテーの羅列を求めているのだろうか。
もうダディのブログは開けない。
行きたくもない部活に行く途中でこの文を書き上げていったい名無しはなんなんだろうと何を考えてもテンションが落ちる。

『僕らの夏を熱くする全日本吹奏楽コンクール』を書きなぐっていた後輩に今度は記事依頼をされた。

それはバンドジャーナルという吹奏楽な雑誌をモロパクリな雑誌もどきで。
ホルンのワンポイントレッスンみたいな文を書いて下さいいわれた。
そのコーナーももちろんパクリだ。
渋っていたらホルンのことでなくていいから書いて下さいいわれた。
書く量といえばこのブログ3〜5日分くらいだ。
それを2日くらいで書いてと。
無理。
「先輩には、ラブベリがあるじゃないですか☆」
なるほど、そうか。
ならば昔書いたラブベリレビューをそのまま提出しようと思った。
冒頭を『吹奏楽をやるならラブベリでリズム感を身につけよう』にすり替えれば流用できそうな気がする。
「あ☆でもOBの先輩に見せるかもです☆」
それは物凄く嫌だ。
あの真面目で照れ屋設定な自分を必死に見せていたのに最後の最後で自分でそれをぶち壊してラブベリレビュー書くようなヤツとかうわぁ嫌だ。
でも新たに書き直せたと言っても多分物凄くテンション高いみんなが軽く引くような文しか書けない。
OBに見られても平気なのを書くけれど。
いやでもこのままラブベリで時間を節約するか否か。
自分を捨てますか?時間を捨てますか?