吹奏楽と機関銃

それは名無しが高校3年生の時の夏休みのことでした。
それはとてもふぁんたすていつくで
えれきとりかるぱれーどな小人さんのものがたりなのでつた。


その年の夏、
名無しがダイソーで500円(税抜き)の機関銃を買って
電池とかいれてズダダダダン☆
「かいっ、かんっ☆(快感)」
とか言ってゐる間に小人の人は名無しのかわりに労働なさるのでござゐました。
小人の人は身長コンプレックスの170㎝オーバーの大学生なのでありました。
小人の人はその瞬間もきっと匂いをばらまゐてゐるのでありました。
ある日小人の人が廊下でれんしうなさってゐたので友人が
「あの、どこか教室の鍵をおかしいたしましょうか?」
と言ったところ、小人の人は
「いや、テスト前だからいい」
と会話の噛み合わないことを言って楽器を吹き続けたのでありまゐた。
そしてそんな小人の人が名無しのしらなゐところで
演出云々をたくさんやっているやうなのを知って、
ますます名無しは働かなくなるのですた。
それでも小人の人は労働し続けるのでござゐまゐた。
「手伝いとかしないから」
その発言が無かったかのやうに働くのでござまゐた。
そして名無しはそれを良いことに
サンクスで買った染み込みちょこを頬張るのでごまゐた。
今夜はふるむうんが欠けたような残念な仕上がりの月の夜でございまつが、
小人の人は今日も経営学のむつかしさについて熱弁するのに違いないのでございまゐつた。