私はカルボナーラが食べたいといい、彼はペペロンチーノが食べたいと言った。つまりはそういうことだよ。

カルボナーラが食べたいと言ったら、「自分で作れ、むしろ生クリームだけで十分」だと彼は言った。それじゃあ生クリームのパスタがけになっちゃうよと口に出してから順序が逆になってることに気づき、生クリームにパスタが埋まってる姿を想像してクスりときたのだけど面白さを共有してくれるどころか彼は私の間違いにも気づいてくれなくって、悲しかった。悲しみを誤魔化すように横に頬杖をして寝転がってる彼のウエスト部分にギロチンのようにまっすぐ伸ばした足を下ろしたら骨に当たって痛かった…。彼は呻きもしなかった。
まぁ、例によって相手が弟だっていうのが一番痛いんですけどね。今日は独和辞典が500円で買えたので良い日だと思います。