右に寄る

ぼくは右に寄る私は右に寄る脳も臓器も右に寄って左は空洞になるぼくはわたしは右のガンカから二つの眼球を覗かせて彼女を見つめた「手を組んだときに右の親指が下にくるから右脳が発達しているね」彼女がそういうのならそうなんだろうだからぼくはわたしは右に寄る左のがらんどうと空いたところは彼女のスペースまさに目にいれても痛くないほど愛おしいというやつだ。