ナンパされた名無し

ちなみにテンションが低いまま無理矢理書いたので言葉づかいが粗雑だがそこは御勘弁を。

名無しの学校は制服が可愛い。
後ろ姿だけで声をかけてくる奴がいる。バカか。
去年の夏、OGとして吹奏楽の大会に行く。名無しの中学惨敗。後輩を慰める。名無しにだって優しさくらいある。
その後、ほかに来ていた同級生数人とモスで打ち上げをする。盛り上がらない、とても帰りたい。なんで関係ない名無したちが打ち上げするんだろう。
ぱにぽに野郎(以前書いた奴)の携帯の待ち受けが「陰部」の二文字だった、バカか。自慢してんじゃねぇよ。中学生か。
日付があと1時間で変わるころ、やっと帰れることになる。
しかしぱにぽに野郎と帰るような雰囲気になる。そんなのイヤざんす。
奴がチャリをとりに行ってる間に先に帰る。制服であることに不安を感じたが、野郎と二人で帰るよりマシ。名無しは価値観がおかしい。

家の近くまでなにもなく着く、もう明るい道だったので気を抜く。ごみはもうすぐ引退だな、とか考え始める。こんなことになるなら、部室に残ってごみの仕事の手伝いでもしてればよかった。名無しはバカだなぁと思っていたらどっかのバカ男が後ろから声をかけてきた。オセンチになってるときに声かけてくんな。なんかもう走って逃げるのもめんどうだったので、まぶたをひっくり返して指で鼻を突き上げ、オマケに舌をだらんと出して振り返る。お母さんの前でやったら本気で怒られた一品だ。
バカ男、一目散で向こう側の歩道へ逃げていく。ざまあみろ。
しばらくして歩きながらシラフでそんな事した自分に嫌気がさしてきた。涙が出る。


肩を叩かれる、振り向くとさっきのバカ男。「ヒッ」とか言われる。こっちのセリフだ、バカ。何もしてないのにまた逃げられる。
家について家族に話したら爆笑された。
すごくむなしくなった。