苺のショートケーキに溺れて

昨日今日と苺のショートケーキ運が絶好調だったらしく、
あんまいもの好きな人には羨ましいと思われるじゃねぇのかなあというくらいに食べてたんですけどあれだよまあ聞いてくださいよ。
まず昨日レストランからありがたく頂いたのは朝からあると思われるものでした。
22時のティータイムの始まりです。
やべえよ12時間ものだよ。
(しかも致命的なことに冷蔵庫からだしっぱだったの)
更衣室で食ってたら女の子達に
『ええ〜いいな〜ケーキ貰ったのぉ?』
とやんややんや言われたんですけどそんなに羨ましいものではなく
たった一個で胸がやけました。
鉄板で生クリームの責任です。
なんかバター臭かったやうな。
あとケーキの周りに巻いてあるビニールに切れがなく、
縦に力入れれば裂けるんじゃね?という考えも通用せずに無残にもケーキの形がみるみる崩れていき、
ああ、これが単価550円のケーキがもたらす安らぎかとかくだらないことをあれこれ思っていたら電車に乗り遅れ非常に不機嫌になりました。
が、それに勝る駅のホームの寒さがあったので無事に家に着けました。
そして今日は宴会でケーキの塊ごと頂いたのですが、それはすでに先輩エキストラが食い散らかした後のものでちょっと微妙でした。
しかも全部出来れば食べてね、って残飯処理係に任命。
宴会でのなあなの立ち位置が露わになったところで追い討ちをかけるように開かされるケーキの招待。
『それ今日の婚礼で使ったやつなんだって』
つまりそれは夫婦初めての共同作業のあと処理をなあながしているわけで、なんだろうすげえ微妙な気分。
婚期遅れるんじゃないのかなあとかふと思いましたがそういえば先日黒服に掃除するように言われて泣く泣くバージンロードを逆走したばかりでしてウエディングケーキ食っただけでなにを今更感が拭えないのでもう怖いものはなかったのでした。
帰り道に「今日は家族土産におはぎを買おうと思っていたのになあ」とこみ上げる胸焼けをおやえつつ家にたどりつくのでした。
ケーキは結局全部喰えなかったので隠れて棄てました。