付録

なかよしの付録をまとめたブログを見て懐かしくなったのでつい。多分もうこの応募者全員サービスの財布とポストカードの二つしか私の手元には残ってないのが切ない。年に一回か二回あるオールスターシール*1を毎回我慢して使わないで綺麗に取っておいたのに確か中学か高校上がるときとかに捨てちゃったんですよね。場所とらないんだし取っとけばよかったなぁ。



上の画像は応募者全員サービスでもらった怪盗セイントテールの財布。なんだか妙に丈夫で使いやすかったので小学校の高学年まで使ってた記憶が。その前だったと思うんですけど同じく全員サービスで貰ったセイントテールのスクールバッグは教科書何冊か入れただけで破れたので「丈夫すぎる!」って丈夫さに喜ぶっていうシュールな喜び方をしたような。使い易さだけ考えたら今でも使えるレベル。当時の私は微妙に財布の使い方を間違えてて金も入れてたんですけど当時憧れだった子供用化粧品のガシャポンで当てたものを無理矢理いれてたなぁ。本当はマニキュアとかリップクリームが欲しかったんですけど掠りもせずに洗顔クリームを引き当てて涙目だった記憶が。一番いらないだろ。これを景品に入れることをプッシュした担当者を子供心に恨んだような。多分ほかにも恨んだ幼女がいるに違いない。ああ、でも次にやった時は星の小さい容器に入ったコロンを引き当てて歓喜でした。それまで洗顔クリームを洗顔クリームだと受け入れることが出来ずに顔に少量でしたが塗って遊んでましたからね。次からはコロンを顔に塗ればいいわけです。どっちにしろ使い方を間違ってますね。実際は使うのがもったいなくてたまに蓋をあけて香りを楽しむ程度でした。コロンの液の色が綺麗な水色だったのは覚えてるんですけどどんな香りだったかは全然覚えてないなぁ。あとはもう洗顔クリームの再来がこわくてそのガシャポンはやらなかったなぁ。あー洗顔クリーム確実にガジャポンの売上の足引っ張ってますね。たかが洗顔クリームで子供にトラウマを植え付けるなんて世の中はなんておそろしいのでしょう。ちょうこわい。

話が付録からズレたので戻します。応募者全員サービスは何種類かあって好きな人気漫画のキャラのグッズを選べるんですけど覚えてる限り私はいつも怪盗セイントテールを選んでいました。好きだったから、って理由もあるんですけど当時応募者全員サービスで頻繁にグッズ化されるキャラクターがセイントテール以外嫌いだったんですよね。確か。
セイントテールの作者さんは連載終了後別の漫画を書きはじめるのですが私はその漫画が苦手*2で友達にそのことを話したらやたら熱心に怒られまして。その前は「や、レイアース見てないんだよね」って言って怒られるしその友達とはことあるごとに趣味が合わなくて疎遠になりました。仲たがいの手助けをするとは名称の割にはなかよしの力はおそろしいです。こわい!

付録に話が全然戻りません。誰か助けて!えっと、覚えてる限りで応募者全員サービスを貰ったのはセイントテールの財布、セイントテールのスクールバッグ、セイントテールの腕時計、カードキャプターさくらケロちゃんのぬいぐるみだったと思います。冒頭で書いたようにもうこの中では財布しか残ってなく、腕時計とスクールバッグは捨てたのですがケロちゃん人形は確か最近犬にあげて一瞬でかみ砕かれました。憐れケロちゃん
案外記憶に残ってるので当時の私は本当に応募者全員サービスを楽しみにしてたんだなぁと思います。付録も私の時は紙を組み立てて作る小物入れがほぼ毎号ついてたと思うんですけど気に入ったものは結構長く使ってたんですよね。紙袋やビニール袋はなんだか恥ずかしくて使えなかったのですが絵柄入りティッシュとか香りのついたペーパーがついてくれば大事に机の引き出しに仕舞っていたしメモ用紙やレターセットがついてきてももったいなさすぎて使えなかったなぁ。今思えばあんなのをどうしてそんなに大事に扱っていたのか不思議なんですけど可愛い絵がついていたりちょっとした香りがついてるだけで宝物にしちゃうのが子供、なんですかね。よくわからないですけど。
今の付録を見るとペンだったりおされグッズだったりメッセンジャーバックだったりまさかの扇風機*3とかやたら豪華で私の時には多分応募者全員サービスレベルの物がほいほいついて来るみたいですが紙の付録は私の時みたいに凝ったものじゃないみたいなので今の子供達はあのしょぼいもの*4でやたらわくわくするあのなんとも言えない気持ちを体験出来ないのかなぁと。大きくなってから思い出しても扇風機とかだったら上手く言えないんですけど、正直微妙じゃないですか。
まさかないとは思うんですけどもし子供を将来持って、かつその子が女の子だったらほいほい化粧品とか扇風機(しつこい)をあげたりしないで紙で出来るちょっとしたものとかキラキラしたカードとか香りつきのなんちゃらとか大人からみたらしょぼいんですけど子供心をやたらドキドキさせるものを与えて大きくなったら「どうしてあんなので喜んで喜んでたんだ!」って苦悩するような物を小出し*5で与えたいなぁってしみじみ思ったりしました。

なんかもう長々と書いたので今更って感じがしますが生き残ったポストカードたち。生き残った理由は「小坂理絵のカラーイラストを残しておきたいから!」です。画像のカードキャプターさくらのイラストじゃないのが小坂理絵イラスト。全体がピンクなほうが「とんでもナイト」、秋っぽいほうが「トップオブザワールドな人達」のイラストかな。絶版品薄な単行本を必死で全部集めたくらい小坂作品が好きすぎる。
さいころのことを思い出したら止まらなくなりますね。洗顔クリームを顔に塗ったくったり付録を宝物扱いしてたころの純粋な私はいったいどこにいってしまったのでしょうか。跡形もないので死んでしまったのでしょうか。今はもう洗顔クリームをがっしがし使って水でばっしゃばっしゃ流すし要らない紙切れはさっさと使うし化粧品はアインズあたりで憧れとか関係なく買うしなぁ。死んでしまったようなので悔やんでも仕方のないことなのですがあの頃の私が羨ましいような気がするのでした。

*1:名称適当。要は連載中の漫画のキャラのいろんなシールがいっぱいついて来る感じの

*2:セイントテールは可愛い感じだったのに対してその漫画はストーリーがちょっと暗めだったためだと思われる

*3:これはtwitterで教えてもらって衝撃だった

*4:言い方悪いですけど

*5:ハングリー精神って大事