酷くめらんこりぃ

こんなことだれも覚えていないと思うのだけれど、
ぼくは気を抜くと魂の抜けたような酷い顔になるらしい。
朝なんかになると最悪。
ぼく朝って顔が青白いんだって。
それが酷さをじょちょーしてるんだって。
しばらく誰にも言われていなかったから自分自身でもそんなこと忘れていたのだけれど
最近またいろんな先生に呼び止められるようになった。
「学校たのしい?」
いやぁどうでもいいです。
学校がもしある日突然あまたのクラスメートとともにどこかにいってしまっても悲しくないレベルです。
あれですぼくにとって高校とはきそくただしーせーかつを維持するためのものですよね。
「人生に疲れきったような顔だぞ」
疲れてない疲れてない。
むしろ人生を舐め腐れてる。
とっとと大学受かってバイトして貯金残高を上げてゆきたいなあとかしか考えてないですし。
そもそも金を稼いだことのない臑齧り女子高生が人生に疲れるわけがないですよ。
「顔色悪いぞ」
あーそれはこの移動教室の室温が異常に低いからですね。
午後近くに顔色云々言われるの初めてだから多分相当寒い。
あああと入試のことろくずっぽ伝えずに願書だしたら担任にすこし咎められた。
そりゃそうだ。