ぼきの二時間待ち

今日は塾長と面接練習する約束があったので塾に行ってきたわけですが
時間どうり着てみたら情緒不安定な浪人生さんがわんわか泣いていて塾長に受験の悩みや辛さをいろいろ話していたので
そっちのほうがなにやら深刻だし、
幸い勉強道具も持ってきていたので
自習室*1で勉強しながら待つことにしたのでした。
でも落ち着くどころかなんだか浪人生さんがどんどん興奮してきて
しまいに
「私ってブスですよね?私ってブスですよね?」
って言い出したのを聞いたあたりで大層不安になったのでした。
受験の話はどこにいかれてしまったのですか?
さすがに進路相談一筋ウン十年の塾長も
進路を見失う生徒には慣れてていも
自分を見失う生徒には慣れていなかったらしくて
「大丈夫、大丈夫、可愛いから」
とただの初老の人に戻っていたのでした。
それで話題は逸れっぱなしで戻ってくることはなく、
むしろすがすがしいほどに恋愛のトラウマ話にシフトチェンジしやがり、
ああ、ぼき面接日曜日なのになあ…
とぼんやり思ったりしたのでした。
ぼんやりベンゼンスルホン酸とか眺めていたら
塾長に肩をたたかれて謝られたりしちゃってぼきは帰ることになったのでした。
ぼきたちの年ごろの人は恋愛に支配されているみたいでなんだかくだらないなぁなんて他人ごとのように思ったのでした。
[あんまり人のこと言えません]

*1:といっても塾長達がいるところとあまり距離もないし仕切りもないところ